転職エージェントって言葉はよく聞くけれど、具体的にどんなメリットって何があるの? 良くない噂も聞くけどデメリットってないの? 転職活動を始めたいけれど、転職エージェント登録前に知っておくことは?
そんな疑問に答えます。
★本記事の内容
・転職エージェントを利用するメリット・デメリット
・登録前に知っておくべきポイント
・転職エージェント登録までの手順
この記事を書いている僕は32歳で転職エージェントを使い、年収200万円アップの転職に成功しました。
前職では休日出勤も多かったのですが、今では完全週休二日制となり、プライベートも充実する日々へと変わりました。
転職エージェントを利用するメリット・デメリット
メリット
転職エージェントを利用するメリットは以下の3つです。
① 無料で数多くの求人情報を知ることができる。
② 自分の市場価値を知ることができる。
③ 面接日程から内定、条件交渉など、採用までのすべてを任せることができる。
①無料で数多くの求人情報を知ることができる
現職を続けながら自分に適した求人情報を調べるのは、とてつもない労力になります。
また、企業によっては転職エージェントを通してしか求人を出さない、非公開求人のケースもあり、必ずしも自分がすべての求人を知ることはできません。
転職エージェントは求職者の希望に沿った求人情報を無料で情報展開してくれる為、今すぐ転職をするつもりがなくてものちに役立つ情報を逐次仕入れることができます。
②自分の市場価値を知ることができる
自分の市場価値、というのを考えたことがあるでしょうか?
転職できない多くの人は、この会社を離れて雇ってくれるところがあるのか? もしくはやっていけるんだろうか? という不安が理由の一つにあります。
しかし、自分を他の人、もしくは企業側から見たとき、思っていたよりも求人が多かった、ということに気付かされることも多くあります。
現職だけを続け外部からの求人情報を遮断していると、自分の市場価値がどの程度あるのか、ということはわからないのです。
転職エージェントを活用すれば、自分の能力を採用したい、もしくは採用の余地がある求人情報を知ることができるので、自分の価値、を知ることができます。
③面接日程から内定、条件交渉など、採用までのすべてを任せることができる。
仮に志望企業が見つかったとしても、現職を続けながら企業と交渉を行っていくことは大変な労力です。
面接日程の調整、履歴書や応募書類の作成・添削、年収の交渉など、応募をしてからやるべきことは山ほどあります。
これらを無料で代行してくれるのが転職エージェントになります。
転職エージェントに登録をすると、直接エージェントと連絡を取り合いながら選考を進めていくため、面接日程なども自分の都合とあわせて調整することが可能です。
基本的には採用が決まるまで、自分が企業と連絡を直接取る必要はまったくないということも、自己負担を軽減してくれる要素の一つになります。
デメリット
① 悪質なエージェントを選ぶと、希望条件と違う求人ばかり紹介される。
② エージェントとの相性次第で、サービスの質が異なる。
①悪質なエージェントを選ぶと、希望条件と違う求人ばかり紹介される。
言葉は悪いですが、悪質な転職エージェントというのが存在するのも確かです。
その為、ネット上では転職エージェントの批判もあがっています。
転職エージェントは成果報酬型で成り立っています。企業からの要望に対し、求職者をその企業へ内定させることで、初めて成果としての報酬を受け取るわけです。
報酬を得る為には求職者を転職まで導かなければいけないわけですから、求職者の要望などは一切考えず、とにかく求人情報を右から左へ流す。これが悪質な転職エージェントに該当します。
こういった転職エージェントに登録してしまった場合はすぐに解約するようにしましょう。(解約はいつでもできます)
②エージェントとの相性次第で、サービスの質が異なる。
転職エージェントに登録すると、自分にエージェント(担当者)がつき、直接連絡を取り合いながら進めることになります。
つまり、担当者のスキルによって、サービスの質が変化するということです。
優良な転職エージェントであれば、優秀な人材を多く取り揃えているのでこういったケースは少ないですが、自分の要求を理解してくれず見当違いの求人を送ってくる担当者にあたる可能性も0ではありません。
転職エージェントが信頼できる場合であれば、担当者の変更をしてもらうようにしましょう。(そもそも転職エージェントがあやしいと思った場合は早期の解約をオススメします)
登録前に知っておくべきポイント
転職エージェントに登録したいけど、どんなところに注意すればいいんだろう?
登録前に知っておくべきポイントをご紹介します。
ポイントは3つ
①転職エージェントのタイプは適正か?
②年齢層は適正か?
③零細エージェントを選ぶときは慎重に!
①転職エージェントのタイプは適正か?
転職エージェントのタイプとは、得意とする分野のことを指しています。
いくら優良の転職エージェントだったとしても、なにを得意としているかで紹介できる求人分野の数が異なります。
例えば、技術系、エンジニア系を得意としているところに外資系の転職求人を求めても、それほど数はでてこないでしょう。
それは自分を求める声が少ないというわけではなく、転職エージェントが紹介できる企業と契約を結んでいないため、求人を紹介できないということになります。
また、異なる分野についてはエージェントが有している情報も少ない為、的確なアドバイスができないケースもあります。
自分が何の分野に転職したいのかということと、転職エージェントがその分野に精通しているのか、という二つを確認するようにしましょう。
②年齢層は適正か?
こちらについても①とほぼ同様になります。
転職エージェントによって、得意とする年齢層を定めているところも少なくはありません。
自分が30代にも関わらず、20代の転職を支援するエージェントに登録しても、それほど求人は来ないと思ったほうがいいでしょう。
その為、登録前には転職エージェントがどの年齢層に強いのか、事前に確認をする必要があります。
③零細エージェントを選ぶときは慎重に!
零細エージェントのハッキリとした定義はありませんが、ここでは小規模な転職エージェントのことを指して言います。
必ずしも零細エージェントが駄目だというわけではありませんが、起業したての小規模なところでは求人の数はそれほど多くないと思っていいでしょう。
求職者が、「ここって社歴が浅いけど大丈夫かなぁ」と不安視するように、契約をする企業側も同じことを考えます。
零細エージェントについてはがむしゃらに頑張り手厚く手助けしてくれるエージェントと、右から左へただ求人を流す悪質なエージェントに分かれる為、選ぶ際には口コミなども確認しながら選ぶようにしましょう。
転職エージェント登録までの手順
転職エージェント登録までの、一般的な手順になります。
ホームページを開くと、無料会員登録のボタンがある為、必要事項を入力してページを進めていきます。
必要事項とは、メールアドレス、個人情報、職務経歴になります。
職務経歴などは、転職エージェントがサポートする上で重要な情報になるので、できる限り具体的に記入しましょう。
登録後はメール、もしくは直接電話がかかってきます。
いきなり電話!? ということで拒絶してしまいそうですが、その場で取らなければすぐにメールが来ることになると思います。(僕はそのパターンでした)
しかし、自分にあった求人を得るためには、具体的な希望を聞いてもらうのが一番の近道です。
あまり拒絶せず、積極的に自分がどんな企業へ行きたいのかを伝えましょう。
オススメの転職エージェント
最後に、オススメできる転職エージェント2社をご紹介します。
どちらも優良な転職エージェントであることは保証しますが、それぞれの特徴を書いておきますので、自分にあっていると思ったら、一度覗いてみてください。
① JAC Recruitment
・得意分野:30歳以上、外資系、管理系(経理、総務、営業)
・信頼性:国内最大手、エージェントのランキングも毎年上位。上場企業。
②メイテックネクスト
・得意分野:20~30代、機械、電気、自動車系、製造業
・信頼性:リクナビNEXTエージェント総合満足度、三年連続No.1。
エンジニア専業求人数No.1 (常時6,000件以上)
ちなみに余談ですが、メイテックネクストは僕が32歳のときに実際に利用した転職エージェントで、ここを通じて転職を成功させました。
今回紹介した二社は、それぞれの得意とする分野については国内No1といっても過言ではありません。
また、登録をすれば無料で有益な求人情報を得られる為、今すぐ転職を考えていない人でも、登録だけしておくことをオススメします。
ぜひこれを機会に、転職エージェントを活用してみてはいかがでしょうか?
転職関係の記事はこちらにまとめてありますので、あわせて参考にしてみてください。