電験三種に合格することで、人生は変わります。
電験三種に合格することで、自分の考え方が変わり、その後の人生が変えることができる、ということです。
本記事では、電験三種、電験二種に試験合格した僕が、合格後に感じた経験をもとに、人生を変える理由を3つ、紹介します。
Contents
電験三種が人生を変える3つの理由
電験三種が人生を変える3つの理由は、以下の通りです。
①一つの会社に縛られない
②合格が人生の自信になる
③定年後も仕事に困らない
一つの会社に縛られない
電験が人生を変える一つ目の理由が、一つの会社に縛られない、ということです。
発電所や変電所、工場やビルなどの大型施設には、電気事業法に基づき、電気主任技術者を選任しなければなりません。
ここで強みになるのが、電気主任技術者の資格なる通称、電験が、必置資格であるということです。これがどういうことかと言うと、電気事業法は法律ですから、大企業も中小企業も関係なく、一人は居なくてはならないということになります。
にもかかわらず、電験を持っている人が今現在でも不足していて、さらには今後、ますますその人材不足が懸念されているという事実があります。
下表は、2019年に経済産業省が発表した”電気保安人材・技術WG中間報告” の抜粋になります。
資料によれば、2030年には約2千人の電験三種持ちが不足するというデータになっています。
理由はいくつかありますが、既存人材の高齢化、入職者数の減少。また、今後のカーボンニュートラルに向けた電化などによる、自家用電気工作物の増加などがあります。
電気業界全体を見れば、これは由々しき事態ではありますが、これから電験を志す人にとってはチャンスにもなります。これは、電験持ちが不足する=企業に電験持ちが居ない ➡ 電験の求人はますます増加する、ということに他なりません。
電験という資格を持っているだけで、様々な企業に行ける選択肢を得られる・・・・・・つまり、一つの会社に縛られる必要がないということです。
「この会社でしか働けない。ここを退職することになったら転職なんて無理・・・」、そう思いながら働くのと、「いざとなったら転職すればいいし」という選択肢があるのとでは、精神面の負担が大きく異なります。
もちろん、電験を持っているから仕事中にふんぞり返っていていいわけではありませんが、それでも心持はかなり楽。
現に、僕は電験二種まで持っているので、かなり心に余裕を持って仕事をすることができています。会社からもそれなりに重宝されますしね。
合格が人生の自信になる
二つ目の理由が、合格が人生の自信になる、ということです。
これは完全に僕個人の見解で、僕が感じていることになります。
電験三種にしろ二種にしろ、試験で合格したという人は間違いなく多くの時間を勉強に費やしている人かと思います。
現に、僕もその一人で、電験二種に至っては6年近くの歳月を費やしました。
電験は、毎年合格率が10%を下回る難関国家資格です。もっと言えば、電気関係者において、これ以上の資格は国内には存在しません。
つまり、電験を持っている、ということは、電気の王様である、ということとイコールになります。
これは、仕事をする上で大きな自信になります。
文章にするとあまり伝わりにくいかもしれませんが、社内の電気関係者と話すときや、他メーカーと打ち合わせをするときも、その自信が支えになり、積極的に発言や行動をすることができます。
精神論だけの話しではありません。
電験に合格した、という自信と、その為に勉強することで得た確固たる実力が、その後の人生を本当にうまく運んでくれていると感じています。
自信と実力・・・その両方は、間違いなく自分とその後の人生を変えてくれたと思っています。
定年後も仕事に困らない
一番よく聞くメリットの一つであろう、定年後も仕事に困らない、ということについてです。
これはもはや説明不要ですね。
2030年で約2千人の電験三種持ちが不足すると言っているのです。電験を持っているだけで、定年後も会社に置いておきたいと言うのが企業の本音。
僕が勤めている会社でも、定年延長をお願いされて、電気主任技術者をやっている方がいます。そしてこれは、世の中全体がその風潮にあるというのは間違いないでしょう。
ここで重要なのは、定年後も働かなくてはいけない、ではなく、働ける権利を持っている、ということです。
定年退職したいのであれば、それはきっぱりと辞めればいいわけですし、老後の為にもう少し働いとこう、と思うのであれば、働くこともできる。
この選択権を持っていることが人生の大きな強みとなり、余裕にもつながります。
電験を持っている人と持っていない人とでは、雲泥の差になり、この選択権を持っていることが、人生の大きな強みとなり、余裕にもつながるのです。
電験は自由の権利
電験は自由の権利です。
アメリカの自由の象徴が『自由の女神』であるならば、電気業界の自由の象徴は『電験を持っていること』です。
そして、自由の特権である選択肢を持っているというのは、その後の人生の考え方を豊かにし、様々なことに挑戦することもできます。
自信がつくことで仕事自体も楽しく感じますし、いろんな人からもてはやされるのも悪くはありません。(笑)
電験の資格をとってから転職サイトを見てみると、ほんと驚くほどの求人数があります。それも、誰もが聞いたことがあるような大手企業なども多数です。
現に、僕はそれで早々に転職したわけですが、今の職場が最後だとも思っていません。思う必要がないのです。だって、他にも求人は山のようにあるのですから。
なかなかに不謹慎ではあるものの、それくらいの余裕を持っている方が、人生楽しく過ごせる、ということです。
改めてになりますが、電験は人生を変える資格です。
これから受験しようか迷っている人も、今、勉強真っただ中の人も、この記事でやる気がでた、と思って頂ければ幸いです。
電験三種の勉強法については、独学はこちらの過去記事、受講講座はこちらの過去記事、で紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
それでは今回はこの辺で!