電気主任技術者の年収、何歳までに取るべきなのか?どんな転職先があるのか?オススメの転職サイトは?
これらの疑問がある方は、本記事を参考にしてみてください。
ちなみに5分程度で読み終わります。
それでは行ってみましょう☆
【プロフィール】
初めにこの記事を書いている僕、くるむの自己紹介です。2019年に電験三種合格。同年11月から転職活動を開始し、翌年、2月から新しい会社に転職。2021年電験二種に合格。前職と比べて年収、年休数も大幅アップし、今では誰から文句を言われることなく、ぬくぬくと会社勤めをしています。
Contents
電気主任技術者とは?
電気主任技術者の概要
電気主任技術者とは、電気の資格のなかで最も価値が高いとされている国家資格です。
『電験』と略されますが、電験とは電気主任技術者を取得する為の試験であり、正式名称『電気主任技術者試験』の略称になります。
この資格を保有しているだけで、工場やビルなどといった大型施設の電気保安関係の仕事に従事することができ、一生仕事に困らない資格の一つとして、重宝されています。
電験の種類
電験は一種、二種、三種に分類されますが、電気事業法により、高電圧の電気を使用する施設には電気主任技術者の免状を有したものを置かなくてはならないと定められています。法律により設置義務が課されている、ということが、電験の一番の強みと言えるでしょう。
各電験保有者が保安監督できる電圧は以下の通りになります。
◆電験三種:電圧50kV未満の事業用電気工作物
◆電験二種:電圧170kV未満の事業用電気工作物
◆電験一種:すべての事業用電気工作物
電験二種は、第三種電気主任技術者の免状を交付されてから5年以上の実務経験を積むことで、認定を受けることができる制度がある為、電験三種の合格=電験二種の取得、につながるということにもなります。
電気主任技術者についての説明は、こちらの過去記事でも詳しく書いているので、良かったら参考にしてみてください。
電気主任技術者の平均年収は?
電気主任技術者の平均年収はおおよそ以下の通りになります。
◆電験三種:400~500万円
◆電験二種:600~800万円
電験一種については、電験二種と大きな違いはないかと思います。必然的に電験二種よりも高いことが想定されますが、資格としての価値、というより、電験一種を持つだけの経験を有している、というほうが重要視されるようです。
電験三種においても年収600万円以上の求人も多く見かけますので、平均年収はあくまで目安として捉える必要があります。
しかし、現状で電験三種を持っていながらも平均年収よりも少ない、あるいは400万円程度であれば、転職を視野に入れるべきだと言えるでしょう。
何歳までに取るべきか? 年齢構成は?
電気主任技術者免状の4割以上が、60歳以上になります。毎年5,000人程度の新規免状取得者がいるにも関わらず、まだまだ高齢化が進行していると言えます。
電験三種においては、求人として最も多い年齢層が30~40代になります。そもそも20代で電験三種を持っていることを、採用側も期待していないという裏付けにもなります。
若ければ若い方が採用側としてもありがたいですが、60歳以上が4割を占めるという事実からすると、定年後でも食える資格、であることは間違いないかと思います。
引用元:経済産業省「電気施設等の保安規制の合理化検討に係る調査」(平成29年度委託調査)
転職先はどんなところ?
電験三種の就職先として最も多いのが製造業となります。ほぼ同着でその他、がありますが、これは工場などの大型施設を持たない分野になります。
製造業は生産工場を持っているのがほとんどであり、生産設備を稼働させる為に大きな電力を使用します。また、それらに電力を供給する為の受電設備を有しているので、電気主任技術者が必須になるのです。
製造業関係へのオススメ転職サイトは?
電気主任技術者+製造業関係への転職を考えるのであれば、メイテックネクストがオススメです。
メイテックネクストは、リクナビNEXTと提携しているエンジニア(技術者)専門の転職支援会社になります。
製造系エンジニア実績No1で、僕も実際に利用し、今の会社に転職するきっかけを与えてくれた転職サイトなので、興味がある方は覗いてみてください。
また、電気主任技術者+転職については、こちらの過去記事でも書いていますので、参考にして頂けると幸いです。
それでは今回はこの辺で!