転職をしたいけれど、何から始めればいいかわからない。
今回はそんな方の為に、転職までの手順をまとめました。
昨今では、良くも悪くも転職ブームが到来しています。
コロナ過という環境の変化において、会社の将来性に不安を感じる人や、本当にやりたいことを目指す人が増えているということが背景にあります。
一昔前の、一度入社したらその会社を定年まで勤める、という時代は終わりを告げたのです。
それもそのはず、米国などにおいて、転職はごく当たり前のように行われており、生涯における一人当たりの平均転職回数は10回程度だと言われています。
お世話になった人や会社に恩を感じ、定年まで頑張ろう! と感じるのが日本人。自分のやりたいことを見つけ、どんどん自分のスキルを磨いて行こう、という風習が米国、と言ったところです。
どちらが正しいということはありませんが、時代の流れとして日本も米国ような思想に近づいてきていることは確かです。
しかし、転職をするといっても何から始めればいいのかわからない!
そんな人の為に、僕が実際に転職したときの経験をもとに、手順を3つのステップでまとめてみました。
それではご覧ください~。
Contents
STEP1 事前準備、情報収集
初めに伝えますが、STEP1が最も重要なポイントになります。
STEP1を怠ると、せっかく転職できたとしてもやっぱり転職しなきゃよかった、と後悔する可能性が高くなります。
①転職の目的を明確にする。
②いつまでに転職するか、目標を決める。
③転職する企業を決める。
転職の目的を明確にする
なんとなく転職してみたい、、、と思っているのなら、現職を続けることをお勧めします。
しかし、少しでも現職に不満、不安を抱えているのであれば、それが具体的に何なのかを改めて考えて見ましょう。
現状の抱えている不満、不安を解消することが、転職の目的になります。
僕の場合は、休日出勤、残業が多く、自由な時間が少なすぎる。その割に給料が安いという不満がありました。
なので目的は、最低でも週休二日+長期連休を取得でき、給料は今と同じくらいの会社に転職、としました。
現職への不満などは人それぞれあると思いますが、ここではきれいごとは抜きにして、本心で考えて見ましょう。
いつまでに転職するか、目標を決める
転職の理由、目的が決まったのであれば、いつまでに転職するか、という目標を決めましょう。
意外とここをないがしろにし、だらだらと現職を続けてしまう人が多いようです。
スケジューリングの立て方ですが、STEP1から始め、ゴール地点を新しい会社への入社、としたとき、6ヵ月程度はかかることを想定してください。
詳しくは次以降で説明しますが、それぐらい時間がかかるという認識を持って、自分がいつ転職したいかという目標を立てて見ましょう。
転職する人にとって、若さは最大の武器です。
しっかりとスケジュールを立て、目標に向かって少しずつ行動していくようにしましょう。
※注意点:ゴール地点を内定とはしないでください。内定後にもやることは結構あります。
転職する企業を決める
転職する企業を決める為の方法は二つあります。
①自分で調べて情報収集し、行きたい企業を決める。
②転職サイトに登録し、エージェントの求人紹介から選択する。
①についてですが、余程体力に自信がある人でもあまりお勧めはできません。
現職を続けながら、国内に400万はあると言われている企業のなかから、自分の業種、希望に沿った募集条件を見つけることは至難の業だからです。
さらに言えば、企業のホームページにある求人情報から応募をしたとしても、ほとんど相手にされないのが現実です。
ほとんどの大手企業、中小企業は既に転職サイトと契約していて、転職サイトからの紹介待ちの状態というのが理由になります。
転職したい人、求人を募集している企業が多いにも関わらず、そのどちらにも大きな手間がかかるというのが転職です。
そんな事情から、仲介役として存在するのが②に記載した『転職サイト』になります。
僕も転職サイトに登録し、そこから求人情報を得たうえで企業選定を行いました。
今の時代、転職サイトを使わずに転職を成功させることは非常に難しい状態にあると言えます。
いくつか転職サイトのリンクを張っておきますので、まずはそちらを参考にしてみてください。
情報無くして成功は無し、です。
確実な情報から企業を選定して、思っていた会社と違っていた! なんてことにならないようにしましょう!
転職サイトについては過去記事でも詳しく説明していますので、そちらも参考にしてみてください。
STEP2 応募、選考
ここからは、STEP1で転職サイトに登録した方への手順になります。
転職したい企業が決まったら、応募の旨を転職サイトへ伝えます。
が、その前に注意点です。
応募の旨を伝えてからはすぐに日程調整が始まり、数週間程度で面接日程が確定します。
書類関係や、心の準備ができていないと、突然慌ただしい日々を迎えることになり、面接の準備などがおろそかになりがちです。(僕がそうでした。。。)
その為、行きたい企業が決まった段階で、応募をする前の事前準備を行いましょう。
①写真付き自筆履歴書
②卒業証明書
③健康診断書
④源泉徴収票(これはすぐには要求されない)
⑤平日に休みを取れるかなど(面接は平日行う為)
これ以外にも企業によっては、企業独自のスキルシートや職務経歴書を書く場合もあります。
その為、できる限り先に準備できるものはしておいたほうが、落ち着いて面接まで望めます。
ただ、応募までが遅くなりすぎると求人が他の人で埋まってしまう可能性がある為、早め早めの準備を心がけましょう。
面接の回数は企業により異なりますが、およそ1~2回。
僕の場合は北海道から関東エリアへの移動も必要だったので、飛行機の予約なども必要。交通費は2回目のみ支給、選考はいずれも1~2週間程度で結果がでました。
なので、応募 ⇒ 一次面接(約三週間後) ⇒ 合否報告(約一週間後) ⇒ 二次面接 (約二週間後) ⇒ 最終合否報告(約二週間後)
応募から約2ヶ月かからない程度で最終合否、内定まで進んだということになります。
STEP3 退職手続き、入社準備
退職手続き
内定を貰ってやったー! と浮かれている場合ではありません。
最後の山場が残っています。
それが退職手続きです。
立つ鳥跡を濁さず、を目指しましょう。
お世話になった人には退職する理由、目的を伝え、前向きな退職であるということを理解して頂けるのがベストです。
しかし、はっきりとした理由を伝えても強引に引き留めようとする人、会社もあるというのが現実。
退職すると意志表明している人を、強引に会社側が引き留めることはできません。
転職先も決まっていると伝え、しっかりとその意志を伝えましょう。
どうしても自分で言い出しにくい場合は、【退職代行サービス】を利用することも一つの手段です。
自分と会社、上司などとの関係も考慮し、自分で伝えるか退職代行サービスを使うかを選ぶと良いかと思います。
退職代行サービスについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
退職手続きは後輩への引継ぎ、会社の退職手続きなどを考慮し、遅くとも1ヶ月前、できれば2ヶ月前に伝えるようにしましょう。
早い方が円滑に進むケースが多いですしね。
せっかく内定まで頑張ったのです。
最後の山場を頑張って乗り越えていきましょう!
入社準備
退職手続きが無事完了したのであれば、もうゴールしたも同然。
山場はもうありません。
転職サイトを通じて進めてきたのであれば、出社日程や当日準備してほしいものなども事前に教えてくれます。
また、寮や社宅などを持っている企業であれば、入寮手続きなども転職サイトがすべて行ってくれます。
わからないことがあれば企業ではなく転職サイトを仲介して聞いてもらい、準備万端で新天地に臨みましょう!
まとめ
いかがだったでしょうか?
実経験をもとに転職までの流れを手順ごとにまとめてみました。
もうちょっと細かく書きたいなぁ、というところについては、今後、別記事でも紹介していきたいと思います。
冒頭でも書きましたが、今の時代、転職というのはさほど珍しいことではありません。
むしろ、限られた人生の中で自分のやりたいことをやる為に転職をする、というのは至極当然の動きと言えます。
コロナ過だから転職が難しい、と思っているかもしれませんが、それは幻想です。
それは、日経平均株価の推移からもわかることでしょう。
あとは自分が行動するかどうかということ。
焦る必要はもちろんありませんが、この記事をきっかけに一歩踏み出す勇気がでたのなら幸いです。
では今回はこのへんで。
グッドラック!
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